魚の目（うおのめ）の原因の除去と治療法

魚の目の治療法をお伝えしていきます。

魚の目を皆さんはご存じだと思いますが、主に足にできるものなのですが、なぜ足に多いかというと、魚の目ができるメカニズムから理解すると納得できます。

魚の目とは、皮膚を守っている角質が厚くなって、皮膚の深いところまで入り込んでしまう症状です。真ん中に固い芯ができるので、その部分が魚の目に見えることか「魚の目」といいます。
医学用語では正式には「鶏眼」といわれています。
固い部分が皮膚を圧迫し、常に刺激を受けている感じになり、ひどくなると歩くこともままならない状態になることもあります。早めの治療が大切です。

そういったことからもわかるように、魚の目は皮膚の同じ部分に長い間圧迫する力がかかることにより
引きおこされるのです。

具体的には、靴のサイズがあわない、ヒールの先端が極端に細く、常に足先に圧迫を与えながらの生活などを行っていると外反母趾の原因にもなったり、土踏まずが形成されずに扁平足の状況の中で、ある部分に極端に力がかかったり、変な歩き癖のために体重による力が偏ってかかったりすることを続けていると魚の目の原因となります。


誤った治療

よく、魚の目にかかった場合、改善のために周囲の固くなった皮膚を削っているということを聞きますが、逆効果で改善が見られないことも多いです。
かなり深く角質が奥の方に入り込んでいる場合、自分で皮膚を削るのでは、全く効果が出ないばかりか症状が悪化することもありますので、早めに皮膚科での診察をお勧めします。扁平足等足の形に原因がある場合は整形外科での治療も必要かもしれませんので相談してみましょう。


皮膚科での治療法

さて、皮膚科ではどんな治療を行うのでしょうか？
皮膚科では、厚く固くなった角質を削って、魚の目に見える中心部分の芯の除去や、スピール膏を魚の目の大きさに合わせて数日張り、硬い角質を軟らかくしてから削ることもあります。
素人でこれを行うと、魚の目以外の所に貼ってしまい、健康な皮膚まで痛めてしまう場合があるので、専門家にお願いすることが賢明です。

魚の目は、再発しやすいと言われていますが、それは一度改善しても生活習慣や毎日の行動を変えなければまた同じ部分に症状が出てしまうのです。日常履く靴は、ゆとりのあるものを履く。正しい姿勢で歩いて均一に足に力がかかるようにして足に負担をかけない。

靴底と足のフィット感を増し、安定させる小物などを使用しても良いと思います。

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「魚の目」、「たこ」、「いぼ」の違い

以上のような症状が「魚の目」ですが、　魚の目似たような症状に、たこやいぼがあります。
タコも角質の一部が厚くなったものですが、魚の目のような硬い芯はなくて少し違和感ありますが、痛みはほとんど感じることはありません。
わかりやすいのが、足の指や裏に多い魚の目に対して、手の指の「ペンだこ」や、くるぶしの「座りだこ」などにみられますね。

そして「いぼ」は、原因がウイルスの感染です。魚の目やたこなどのように角質の圧迫や刺激歯関係ありません。通常痛みはありませんが、水いぼなどのように体のほかの部分に感染したり、周囲の人に感染する場合がありますので、早めの専門家の治療が必要です。イボに関しては、内科医は様子を見て自然治癒に頼る、皮膚科はどちらかというと除去しようとする傾向にあるようです。同じ医療機関でも考え方の違いがあるようですね。


このサイトでは、魚の目の写真・画像や治療・除去法はもとより、原因、皮膚科などの病院の対処・手術の仕方、薬の種類、手の指にも魚の目はできるのか？アロマは効くのか？お灸との関係、こどもの魚の目など治し方のヒントをお伝えしていきます。